大還暦を目指そうかと

先日増野充洋という人の書いた『仙人の生き方』という本を読んでいたのですが(つまらん本を読むなと突っ込まれそうですが)、副題に「大還暦120歳へのヒント」というキャッチが付いていて、還暦(60歳)を過ぎた私のあらたな目標が出来ました。120歳を「大還暦」と呼ぶんだそうです。

以前は、自分は72歳までの人生と思っていたのです。これには理由があります。私の父は寺院の住職と教員との二つのわらじを履いていました。私が32歳の時に、父は72歳でしたが胃癌が発見され摘出手術をしました。開腹してみて担当医が他の内臓にも広く転移しているのを確認し、取りあえず胃袋だけ摘出して手術を終えましたが、担当医の予言どおり三ヶ月後に亡くなりました。手術のため入院した時、問診があってその際に知ったのですが、父の父つまり祖父も72歳で胃癌で亡くなっていたのです。私は主治医の先生に「これって続きますかねえ?」と聞いたんですよ。そしたら先生が「まあ、同じような体質を持って生まれて同じような物喰って同じ職業なんですから..」と答えられました。なるほど。そこで自分は72歳までなんだと覚悟のようなものが出来ました。じたばた未練がましくしないようにしようと。けど、長い年月が容赦なく経過して、その終点があと10年程というところにさしかかると人間って不思議ですね、もっと生きたいと思うのですよ。まあ、本人のあくまで希望ですが…。そこで「あと5年程設定を延ばそうか」とかミミっちいこと言うんじゃなく、言うだけは自由ですからいっそのこと可能性ゼロではない120歳を目標に設定しようと思い直しました。寿司屋のイケスで無理やり生かされてる寿司ネタのさかなみたいなのは嫌ですが、他人に迷惑のかからない状態なら仙人らしく長く生きてもいいかも、と今は考えてます。